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サンショウバラ

Rosa hirtula

 日本の固有種で、神奈川県、静岡県、山梨県にまたがる富士箱根地方の山地に自生しています。[1][2][3] 樹高は6mほどになり、樹皮は灰褐色で枝には刺があります。葉は奇数羽状複葉で小葉が4〜9対あります。小葉の長さは1〜3cmの楕円形で先端が尖り、葉縁には鋭い鋸歯があります。
 6月に直径5〜6cmの花弁を持つピンク色の一重の花が咲きます。花柄には刺が多く、萼片が残る直径2cmの果実にも刺が多いです。この果実を果実酒に用いるという記述もあります。羽状複葉やその刺がサンショウに良く似ていることから、この名が付いたと言われています。

Gallery

Rosa hirtula

樹形
筑波実験植物園
Taken on May 10, 2011

 日本固有種で樹高は6mほどになります。

筑波実験植物園
Taken on May 10, 2011

 6月に直径5〜6cmの花弁を持つピンク色の一重の花が咲きます。

果実
筑波実験植物園
Taken on July 15, 2011

 果実には多くの刺があります。

冬芽
筑波実験植物園
Taken on Jan. 7, 2012

筑波実験植物園
Taken on May 10, 2011

 葉はサンショウに似た羽状複葉で、その名の由来でもあります。

樹皮
筑波実験植物園
Taken on May 10, 2011

 樹皮は灰褐色で枝には刺があります。

Property

Rosa hirtula

分 類
和名: サンショウバラ(山椒薔薇)
別名: ハコネバラ
学名: Rosa hirtula
目: バラ目(Rosales)
科: バラ科(Rosaceae)
属: バラ属(Rosa)
分布: 日本
国内分布: 本州
用途:
特 徴
針葉/広葉: 広葉樹
常緑/落葉: 落葉樹
樹高: 小高木
葉形: 羽状複葉(奇数)
葉序: 互生
葉縁: 鋸歯
雌雄: 雌雄同株(両性花)

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