158 Species
国内に自生している158種の樹木を紹介しています。
Many Pictures
著者が各地で撮った多数の写真をご覧いただけます。
Explanation
生態、名の由来、材の利用方法などを紹介しています。
References
記載する際に利用した参考文献を併記しています。
New Trees
エゾムラサキツツジ
Rhododendron dauricum
北見市留辺蘂町のおんねゆ温泉つつじ公園のつつじ山には、7万株28万本のエゾムラサキツツジ群落があり、北海道天然記念物に指定されています。
Updated on Jan. 16, 2021
Read Moreヤチカンバ
Betula ovalifolia
国内では北海道十勝地方の更別村にある更別湿原、同じく根室地方の別海町にある西別湿原に自生しています。湿原においてスゲ属の株が作る「谷地坊主」の上にヤチカンバは株を作ります。
Updated on Nov. 28, 2020
Read Moreオオバヤナギ
Salix cardiophylla var. urbaniana
オオバヤナギの生育地は主に山地の河畔林で砂礫地です。同じような土地に生育するヤナギ科にケショウヤナギとドロノキがあります。いずれも礫地に多く、初期生長速度が早く、また直根性があり樹齢数年目までの初期には樹高の2〜3倍の深さまで根が伸びます。
Updated on Sep. 22, 2020
Read Moreツルコケモモ
Vaccinium oxycoccos
北海道、および本州の中部以北に分布しています。自生地はミズゴケ類が生育する高層湿原にあります。亜高山帯や高山帯に自生するため、本州では標高の高い場所に行かないと見れませんが、道東では低地でも見ることができます。
Updated on Aug. 1, 2020
Read Moreドロノキ
Populus suaveolens
ドロノキは風水害や火山の噴火によって撹乱された土地にいち早く進出する木です。綿に包まれ風によって遠くまで運ばれた種子は、その年に発芽します。休眠することができません。
Updated on July 19, 2020
Read Moreエゾイタヤ
Acer pictum subsp. mono
葉は手のひら状に浅く5〜9裂しますが、中でも7裂が多いようですが、その葉はイタヤカエデ類の中で最も均整がとれているように思えます。
Updated on July 11, 2020
Read Moreコメバツガザクラ
Arcterica nana
コメバツガザクラは風衝地に生育します。木々のない北海道の樽前山には、尾根や斜面に群落を形成しているのをよく見ることができます。
Updated on July 5, 2020
Read Moreクロビイタヤ
Acer miyabei
クロビイタヤは川沿いや湿地といった湿った土地に自生しています。日本固有種であり、北海道の太平洋側、東北の北部、中部の山岳部に隔離分布しています。
Modified on July 4, 2020
Read Moreハナイカダ
Helwingia japonica
この種が面白いのは葉の上に花を咲かせること。4〜6月、葉の主脈の真ん中あたりに小さな花を咲かせます。雄花には退化した花柱がありますが、雌花に雄花はありません。
Updated on June 14, 2020
Read Moreキミノエゾニワトコ
Sambucus racemosa subsp. kamtschatica f. aureocarpa
エゾニワトコとの違いはその名の通り実が赤色でなく黄色いこと。ニワトコは変異が多く、品種も色々とあります。
Updated on May 4, 2020
Read Moreエゾニワトコ
Sambucus racemosa subsp. kamtschatica
同属のニワトコと比較して小葉は丸みが強くて15cmを超える長さの葉もあるほど大きく、鋸歯も荒いのが特徴です。
Updated on May 2, 2020
Read Moreハルニレ
Ulmus davidiana var. japonica
湿った土地にあることが多いですが、ハンノキが優勢になる地下水位が高い土地よりも低い土地に多いようです。また土砂の流出などによって地表が撹乱された土地で生育している例が多く、特に本州では山地河畔林を構成し、川よりも多少高い地点にある洪水の被害を受けにくい段丘状地に優先しています。
Modified on Apr. 19, 2020
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