New Trees 4
アブラツツジ
Enkianthus subsessilis
本州の中部から東北地方南部にかけて山地に自生している日本固有種です。大きいものだと樹高は3mほどになり、幹が何本も広がってこんもりとした樹形になります。樹皮は灰褐色で地衣類が付着していることが多くまだら模様になります。
Updated on Feb. 5, 2023
Read Moreサルトリイバラ
Smilax china
柏餅というとブナ科のカシワの葉で包んだ餅ですが、西日本ではサルトリイバラの葉で包んだ餅「いばら餅」が節句の時期に食されています。岐阜県と滋賀県の境にある伊吹山地がその境界腺のようです。
Updated on Jan. 29, 2023
Read Moreタカネザクラ
Cerasus nipponica var. nipponica
北海道から本州の中部地方以北に自生していて、本州地方では標高1000m以上の標高の高い場所に生えている桜です。樹高は0.5〜8mと低く、特に山地の尾根に強風によって横に伸びて広がった樹形となった個体が見られます。
Updated on Jan. 10, 2023
Read Moreウラシマツツジ
Arctous alpinus var. japonicus
葉が展開する6~7月、黄色からクリーム色のスズラン状の花を咲かせます。果実は最初の頃は緑色ですが、色づき始めて、最後に黒紫色に熟します。
Modified on Dec. 1, 2022
Read Moreハリガネカズラ
Gaultheria japonica
中部地方より北の本州にある亜高山帯に自生している日本固有種です。根元近くの針葉樹の幹、また倒木や大きい岩の上に絡まるようにして、よく分枝している個体を自生地では見ることができます。
Updated on Nov. 26, 2022
Read Moreホツツジ
Elliottia paniculata
ツツジ科植物に含まれる有毒成分であるグラヤノトキシン類を全株に含有しているとされています。これらを摂取すると神経系に作用し、しびれ、めまいや嘔吐、血圧低下などが引き起こされます。
Updated on Nov. 11, 2022
Read Moreアオダモ
Fraxinus lanuginosa var. serrata
本種は先駆種と極相種の中間に位置すると見られています。林冠下で稚樹として過ごした後、ギャップが形成されると生長する樹種のようです。群生することはあまりありません。
Modified on Nov. 6, 2022
Read Moreクロヅル
Tripterygium regelii
9〜10月に熟す果実の形状が特徴的で、3枚の羽を持つ淡い緑色の翼果がクロヅルの識別を容易にしてくれます。この翼果には紅く色付くものもあります。
Updated on Nov. 3, 2022
Read Moreイワヒゲ
Cassiope lycopodioides
樹高は10cm前後と低く、よく分枝した枝が岩をはって横に広がります。緑色の茎だけが広がっているように見えますが、これは十字対生した鱗状の葉が細い茎の周りにびっしりと付いているためです。
Updated on Oct. 28, 2022
Read Moreゴヨウイチゴ
Rubus ikenoensis
本州の中部以北の亜高山帯に分布する針葉樹林帯の林内や林縁に自生しています。つる性で地をはっていますが、倒木や岩などを上から覆うこともよくあります。
Updated on Oct. 23, 2022
Read Moreミヤマハンショウヅル
Clematis alpina subsp. ochotensis var. fusijamana
北海道から本州中部までの低山から高山帯の林縁などに自生しているツル性植物です。日本固有種で、茎の一部が木質化することからここでは木本としています。
Updated on Oct. 21, 2022
Read Moreヤマグルマ
Trochodendron aralioides
ヤマグルマは両性花ですが、雄しべが花粉を出してから雌しべが成熟する個体、逆に雌しべを受粉させてから雄しべが花粉を出す個体の2種類の個体が存在します。