New Trees 2
オガラバナ
Acer ukurunduense
オガラバナは雄性同株で、1つの花序に両性花と雄花が同棲しています。一方で、雄花だけを咲かせる花序のみの個体もあります。花弁は5枚あるのですが細長く、8本ある雄しべと見間違うほどです。
Updated on Sep. 9, 2023
Read Moreチョウジザクラ
Cerasus apetala var. tetsuyae
本種は日本固有種で、本州の主に太平洋側と九州の山地に自生しています。九州での自生地は熊本県八代市東部の石灰岩地のみです。樹高は3〜6mほどで、主幹が明確な個体がある一方で、株立ちする個体もあります。
Updated on Sep. 4, 2023
Read Moreヒメアオキ
Aucuba japonica var. borealis
基準変種であるアオキに比較して樹高が低くて匍匐し、葉が小さめで鋸歯が少ないなどの違いがあります。この特徴は、多雪地帯で積雪に適応したものです。つまり日本海要素の1つです。
Updated on Aug. 27, 2023
Read Moreアイヅシモツケ
Spiraea chamaedryfolia var. pilosa
中部地方以北の本州と北海道、九州の熊本県の山地で、日当たりがよい岩場や林縁に自生しています。樹高は1〜1.5mで株立し、若い枝は稜があり、樹皮は黒褐色から紫褐色で表皮が縦に裂けます。
Updated on July 15, 2023
Read Moreヒメシャクナゲ
Andromeda polifolia
属名のAndromadaはギリシャ神話における古代エチオピア国の王女であるアンドロメダです。生け贄にされそうになった美しい女性ということから、かれんな花を咲かすヒメシャクナゲはその名がつけられたのでしょうか。
Updated on June 11, 2023
Read Moreキブシ
Stachyurus praecox
キブシは雌雄異株であり単性花ですが、雌花には機能を果たさない退化した雄しべがあります。一方の雄花には退化した雌しべがあるものの、まれに結実することもあって両性花とも言えます。
Updated on Apr. 27, 2023
Read Moreサラサドウダン
Enkianthus campanulatus
日本の固有種で、北海道の南西部、本州では兵庫県以北、四国では徳島県の山の岩場などに生えています。高さは4mぐらいになります。葉の長さは5cmぐらいで、枝先に集まって秋にはきれいに赤く色づきます。
Modified on Feb. 19, 2023
Read Moreアブラツツジ
Enkianthus subsessilis
本州の中部から東北地方南部にかけて山地に自生している日本固有種です。大きいものだと樹高は3mほどになり、幹が何本も広がってこんもりとした樹形になります。樹皮は灰褐色で地衣類が付着していることが多くまだら模様になります。
Updated on Feb. 5, 2023
Read Moreサルトリイバラ
Smilax china
柏餅というとブナ科のカシワの葉で包んだ餅ですが、西日本ではサルトリイバラの葉で包んだ餅「いばら餅」が節句の時期に食されています。岐阜県と滋賀県の境にある伊吹山地がその境界腺のようです。
Updated on Jan. 29, 2023
Read Moreタカネザクラ
Cerasus nipponica var. nipponica
北海道から本州の中部地方以北に自生していて、本州地方では標高1000m以上の標高の高い場所に生えている桜です。樹高は0.5〜8mと低く、特に山地の尾根に強風によって横に伸びて広がった樹形となった個体が見られます。
Updated on Jan. 10, 2023
Read Moreウラシマツツジ
Arctous alpinus var. japonicus
葉が展開する6~7月、黄色からクリーム色のスズラン状の花を咲かせます。果実は最初の頃は緑色ですが、色づき始めて、最後に黒紫色に熟します。