樹高は10cm前後と低く、よく分枝した枝が地表をはって横に広がります。
ミネズオウ
Loiseleuria procumbens
中部地方以北の本州、北海道の亜高山から高山帯の岩場に自生しています。樹高は10cm前後と低く、よく分枝した枝が地表をはって横に広がります。葉は長さ6〜12mmで密生します。6月〜8月上旬にかけて開花する花は鐘型で先が4〜5つに割れています。花冠の色は濃い紅色から白色まであり、北海道では紅色が多く、本州では白色がよく見られます。濃い紅色の花をつけるものをベニバナミネズオウ(Loiseleuria procumbens f. rubra)とも呼びます。果実は蒴果。樹皮は赤褐色です。[1][2]
風衝地植物群落
冬でもほとんど積雪のない風衝地に生育する高山植物の代表の1つがミネズオウです。常緑である葉は表面に光沢があり、その縁が裏側に反っていて、葉の裏側は細かく白い毛で覆われています。表面の光沢は蝋を主成分とするクチクラ層が覆っているためであり、裏に反り返ることと裏側の毛も合わさって水分の蒸発を防ぐなどしており、風衝地の乾燥と寒さに耐える構造となっています。ミネズオウは周北極要素で、北極圏を中心にして広く分布しています。国内各地に生育している当種の遺伝子を分析した結果、北海道と東北、そして本州中部の2つの集団に別れていることが確認されました。この2つの集団は別々の氷期に日本列島へ進出してきたと考えられています。[3][4]
Gallery
常緑である葉は表面に光沢があり、その縁が裏側に反っていて、葉の裏側は細かく白い毛で覆われています。
花冠の色は濃い紅色から白色まであり、北海道では紅色が多く、本州では白色がよく見られます。
果実は蒴果です。
樹皮は赤褐色です。
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ミネズオウ(峰蘇芳) |
| 学名 | Loiseleuria procumbens (Syn. Kalmia procumbens) |
| 目 | ツツジ目(Ericales) |
| 科 | ツツジ科(Ericaceae) |
| 属 | ミネズオウ属(Loiseleuria) |
| 分布 | 日本、北半球北部 |
| 国内 | 北海道、本州 |
| 用途 | |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 常緑樹 |
| 樹高 | 小低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 対生 |
| 葉縁 | 全縁 |
| 雌雄 | 雌雄同株(両性花) |