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オオバスノキ

Vaccinium smallii var. smallii

 北海道、本州、四国の低山から亜高山の林縁に自生していて、本州では雪の多い日本海側で見られます。樹高は1〜1.5mほどになります。6〜7月に釣り鐘状の花を咲かせ、8〜9月に黒紫色に熟します。花の色は赤と白の筋が入るものや、全体が赤くなるものがあります。[1][2][3]
 同種はその名の通り同属であるスノキよりも葉が大きいものです。長さが3〜8cmの楕円形で、先が尖り細かい鋸歯があります。葉には酸味があり、これが「スノキ」の名の由来です。実際に私が噛んだ葉の味は、エグ味もなく単純に酸っぱい味でした。

ブルーベリーの仲間

 日本でも栽培が盛んなブルーベリーはオオバスノキと同じスノキ属です。オオバスノキの果実も食べることができます。私が食べた実は、食感がブルーベリーに似ていましたが、酸味が強かったです。生食よりもジャムに向いているかも知れません。

Gallery

Vaccinium smallii var. smallii

樹形
北大植物園
Taken on May 27, 2018

 北海道、本州、四国の低山から亜高山の林縁に自生していて、本州では雪の多い日本海側で見られます。

樹形
樽前山
Taken on June 23, 2013

紅葉
樽前山
Taken on Sep. 8, 2013

北大植物園
Taken on May 27, 2018

 長さが3〜8cmの楕円形で、先が尖り細かい鋸歯があります。葉には酸味があり、これが「スノキ」の名の由来です。

樽前山
Taken on June 23, 2013

樽前山
Taken on June 23, 2013

 6〜7月に釣り鐘状の花を咲かせます。花の色は赤と白の筋が入るものや、全体が赤くなるものがあります。

北大植物園
Takenon May 27, 2018

北邦野草園
Taken on June 10, 2018

未熟果
樽前山
Taken on Aug. 3, 2013

 日本でも栽培が盛んなブルーベリーはオオバスノキと同じスノキ属です。オオバスノキの果実も食べることができます。

果実
樽前山
Taken on Sep. 8, 2013

果実
北邦野草園
Taken on Aug. 18, 2018

Property

Vaccinium smallii var. smallii

分 類
和名: オオバスノキ(大葉酢の木)
学名: Vaccinium smallii var. smallii
(Syn. Vaccinium hirtum)
(Syn. Vaccinium hirtum var. smallii)
目: ツツジ目(Ericales)
科: ツツジ科(Ericaceae)
属: スノキ属(Vaccinium)
分布: 日本、南千島、サハリン
国内分布: 北海道、本州、四国
用途: 食用(果実)
特 徴
針葉/広葉: 広葉樹
常緑/落葉: 落葉樹
樹高: 低木
葉形: 単葉(不分裂)
葉序: 互生
葉縁: 鋸歯
雌雄: 雌雄同株(両性花)

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