コツクバネウツギ
Abelia serrata
本州の中部より西、四国、九州の日当りの良い山地に生えています。樹高は2mほどになります。葉は長さ2~5cm、細長い楕円形から先端の細い卵形、また円に近い卵形で先端が尖ったものまで各種あるようです。また、先半分に鈍い鋸歯のある葉や全縁の葉もあります。樹皮は灰白色かまたは灰褐色です。花は白から黄色まであり、ツクバネウツギよりも小さく長さ1〜2cmほどの漏斗状、5~6月に1〜7個づつ集まって咲きます。花の内側には黄色の網目状の模様があります。[1]
ツクバネウツギと同様、花の根元側は、実は子房で、花の一部であるかのように見えます。特徴的なのは、子房の上側にある萼(がく)が2〜3枚の萼片からなることです(ツクバネウツギは5枚)。花が咲く時からすでにある萼は、花が落ちても枝に残ったままです。花がツクバネウツギより小さいのでコツクバネウツギと呼ばれたそうです。
ツクバネウツギと同様、花の根元側は、実は子房で、花の一部であるかのように見えます。特徴的なのは、子房の上側にある萼(がく)が2〜3枚の萼片からなることです(ツクバネウツギは5枚)。花が咲く時からすでにある萼は、花が落ちても枝に残ったままです。花がツクバネウツギより小さいのでコツクバネウツギと呼ばれたそうです。
Gallery
Abelia serrata
花
筑波実験植物園
Taken on May 21, 2011
花は白から黄色まであり、ツクバネウツギよりも小さく長さ1〜2cmほどの漏斗状、5~6月に1〜7個づつ集まって咲きます。
葉
筑波実験植物園
Taken on May 21, 2011
は長さ2~5cm、細長い楕円形から先端の細い卵形、また円に近い卵形で先端が尖ったものまで各種あるようです。
萼
小石川植物園
Taken on June 10, 2011
花が咲く時からすでにある萼は、花が落ちても枝に残ったままです。
樹皮
筑波実験植物園
Taken on May 21, 2011
樹皮は灰白色かまたは灰褐色です。
Property
Abelia serrata
分 類 | |
和名: | コツクバネウツギ(小衝羽根空木) |
学名: | Abelia serrata (Syn. Diabelia serrata) |
目: | マツムシソウ目(Dipsacales) |
科: | スイカズラ科(Caprifoliaceae) |
属: | ツクバネウツギ属(Abelia) |
分布: | 日本 |
国内分布: | 本州、四国、九州 |
用途: |
特 徴 | |
針葉/広葉: | 広葉樹 |
常緑/落葉: | 落葉樹 |
樹高: | 低木 |
葉形: | 単葉(不分裂) |
葉序: | 対生 |
葉縁: | 鋸歯/全縁 |
雌雄: | 雌雄同株(両性花) |