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ミヤマウグイスカグラ

Lonicera gracilipes var. glandulosa

 日本固有種で、本州から九州まで特に東北地方や日本海側の山地に生えています。株立ちして高さは2mほどになります。同属のウグイスカグラと特徴はほぼ同じです。葉は長さ3~6cmの菱形で、若葉は赤味を帯びます。生長の勢いが良い枝の葉は大きくなり、対生同士の葉柄がつながって枝を巻き、輪のようになります。ただし花序の枝は、このように葉柄がつながりません。樹皮は灰褐色で縦に裂け、剥がれ落ちます。
 細長い花柄の先に長さが1〜2cmの漏斗状の赤紫からピンクの花が4~5月に咲きます。果実は長さ1〜1.5cmの楕円形で6月に赤く熟し、甘く、食べられます。[1][2]
 同属のウグイスカグラとの違いは毛が多いことです。若い枝や葉、花から果実まで腺毛で覆われています。

Gallery

Lonicera gracilipes var. glandulosa

樹形
筑波実験植物園
Taken on May 20, 2011

 日本固有種で、本州から九州まで特に東北地方や日本海側の山地に生えています。株立ちして高さは2mほどになります。

筑波実験植物園
Taken on Apr. 3, 2011

 細長い花柄の先に長さが1〜2cmの漏斗状の赤紫からピンクの花が4~5月に咲きます。

筑波実験植物園
Taken on Apr. 3, 2011

果実
筑波実験植物園
Taken on May 20, 2011

 果実は長さ1〜1.5cmの楕円形で6月に赤く熟し、甘く、食べられます。

果実
筑波実験植物園
Taken on May 20, 2011

筑波実験植物園
Taken on May 20, 2011

 葉は長さ3~6cmの菱形で、若葉は赤味を帯びます。

樹皮
筑波実験植物園
Taken on Apr. 3, 2011

 樹皮は灰褐色で縦に裂け、剥がれ落ちます。

Property

Lonicera gracilipes var. glandulosa

分 類
和名: ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)
学名: Lonicera gracilipes var. glandulosa
目: マツムシソウ目(Dipsacales)
科: スイカズラ科(Caprifoliaceae)
属: スイカズラ属(Lonicera)
分布: 日本
国内分布: 本州、四国、九州
用途: 食用(果実)
特 徴
針葉/広葉: 広葉樹
常緑/落葉: 落葉樹
樹高: 低木
葉形: 単葉(不分裂)
葉序: 対生
葉縁: 全縁
雌雄: 雌雄同株(両性花)

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