



アカシデ
Carpinus laxiflora
北海道の南部から本州、九州の雑木林や山に生えています。高さは15mほどになります。葉は長さ3~7cmの卵形で、先端が細く尖ります。若葉が出始める4~5月ごろに一緒に花も咲きます。特に雄花の苞や葯が赤いため、開花時は樹木全体が赤く見えます。樹皮は暗灰色で平滑、縦に流れるような特徴的な凹凸がありますが、同属のイヌシデほど太くはっきりとした筋にはなりません。[1][2][3]
「シデ」は花や果実のたれている様子が、神棚のしめ縄から垂らす紙の「しで(紙垂/四手)」に似ていることから名づけられたといわれています。さらに、春の若い芽が赤いこと、また秋に美しく紅葉することから「アカ」が付けられ「アカシデ」になりました。
アカシデの材は、シイタケを作るための榾木、また炭などに利用されます。公園にも植えられることが多く、アカメソロという呼び名で盆栽にも多用されます。
「シデ」は花や果実のたれている様子が、神棚のしめ縄から垂らす紙の「しで(紙垂/四手)」に似ていることから名づけられたといわれています。さらに、春の若い芽が赤いこと、また秋に美しく紅葉することから「アカ」が付けられ「アカシデ」になりました。
アカシデの材は、シイタケを作るための榾木、また炭などに利用されます。公園にも植えられることが多く、アカメソロという呼び名で盆栽にも多用されます。
Gallery
Carpinus laxiflora
樹形
日光植物園
Taken on May 15, 2010
北海道の南部から本州、九州の雑木林や山に生えています。高さは15mほどになります。
樹形
皇居東御苑
Taken on Apr. 5, 2011
雄花序
皇居東御苑
Taken on Apr. 5, 2011
若葉が出始める4~5月ごろに一緒に花も咲きます。特に雄花の苞や葯が赤いため、開花時は樹木全体が赤く見えます。
雄花序
日光植物園
Taken on Apr. 30, 2011
アカシデ(右下)とイヌシデ(左上)
小石川植物園
Taken on Apr. 5, 2011
葉
筑波実験植物園
Taken on May 8, 2010
葉は長さ3~7cmの卵形で、先端が細く尖ります。
樹皮
付属自然教育園
Taken on Apr. 25, 2010
樹皮は暗灰色で平滑、縦に流れるような特徴的な凹凸がありますが、同属のイヌシデほど太くはっきりとした筋にはなりません。
Property
Carpinus laxiflora
分 類 | |
和名: | アカシデ(赤四手) |
別名: | シデノキ |
学名: | Carpinus laxiflora |
目: | ブナ目(Fagales) |
科: | カバノキ科(Betulaceae) |
属: | クマシデ属(Carpinus) |
分布: | 日本、朝鮮半島、中国 |
国内分布: | 北海道、本州、四国、九州 |
用途: | 榾木、薪炭材 |
特 徴 | |
針葉/広葉: | 広葉樹 |
常緑/落葉: | 落葉樹 |
樹高: | 高木 |
葉形: | 単葉(不分裂) |
葉序: | 互生 |
葉縁: | 鋸歯 |
雌雄: | 雌雄同株(単性花) |