ツルアジサイ
Hydrangea petiolaris
北海道から九州まで、山地の林内に生えています。つる性で岩や他の樹木に絡み付きながら這い上り、高さは10〜20mに達します。ツルアジサイが立ち枯れした木に巻き付いていると、まるでツルアジサイの木であるかのように葉を茂らせています。樹皮は淡褐色で縦に薄く剥がれます。また幹や枝から気根を出します。[1][2][3]
葉は長さ5〜12cmの卵形で細かい鋸歯があります。葉柄は3〜9cmと長めです。6〜7月に多数の小さい花を咲かせます。花序の周囲にある白い花のようなものは装飾花で、萼片が4枚あります。果実は3〜4mmの球形で9〜10月に熟します。落葉しますが、翌春まで花序の枝や装飾花が残っていることがよくあります。
新芽は山菜として食べられるそうです。摘むとキュウリの香りがし、茹でてから味噌和えなどにするそうです。[4]
葉は長さ5〜12cmの卵形で細かい鋸歯があります。葉柄は3〜9cmと長めです。6〜7月に多数の小さい花を咲かせます。花序の周囲にある白い花のようなものは装飾花で、萼片が4枚あります。果実は3〜4mmの球形で9〜10月に熟します。落葉しますが、翌春まで花序の枝や装飾花が残っていることがよくあります。
新芽は山菜として食べられるそうです。摘むとキュウリの香りがし、茹でてから味噌和えなどにするそうです。[4]
Gallery
Hydrangea petiolaris
樹形
北邦野草園
Taken on July 1, 2012
北海道から九州まで、山地の林内に生えています。つる性で岩や他の樹木に絡み付きながら這い上り、高さは10〜20mに達します。
冬芽
北邦野草園
Taken on July 1, 2012
葉は長さ5〜12cmの卵形で細かい鋸歯があります。葉柄は3〜9cmと長めです。
新芽
北邦野草園
Taken on May 1, 2012
葉
北邦野草園
Taken on May 19, 2012
花
北大植物園
Taken on June 15, 2012
6〜7月に多数の小さい花を咲かせます。花序の周囲にある白い花のようなものは装飾花で、萼片が4枚あります。
果実
北邦野草園
Taken on Oct. 8, 2012
果実は3〜4mmの球形で9〜10月に熟します。
樹皮
北邦野草園
Taken on May 1, 2012
樹皮は淡褐色で縦に薄く剥がれます。また幹や枝から気根を出します。
つる
北邦野草園
Taken on May 1, 2012
Property
Hydrangea petiolaris
分 類 | |
和名: | ツルアジサイ(蔓紫陽花) |
別名: | ゴトウヅル、ツルデマリ |
学名: | Hydrangea petiolaris |
目: | ミズキ目(Cornales) |
科: | アジサイ科(Hydrangeaceae) |
属: | アジサイ属(Hydrangea) |
分布: | 日本、千島、サハリン、朝鮮半島 |
国内分布: | 北海道、本州、四国、九州 |
用途: | 食用(新芽) |
特 徴 | |
針葉/広葉: | 広葉樹 |
常緑/落葉: | 落葉樹 |
樹高: | つる性 |
葉形: | 単葉(不分裂) |
葉序: | 対生 |
葉縁: | 鋸歯 |
雌雄: | 雌雄同株(両性花) |