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ガマズミ

Viburnum dilatatum

 北海道から九州に広く分布しており、雑木林にも普通に見ることができます。樹高は3~5mになり、葉は長さ6~14cmの卵形です。5~6月に白い小さな花をたくさん咲かせ、秋には大きさ8mmぐらいのきれいな卵形の赤い実ができます。[1][2]

果実の利用

 ガマズミの実はそのまま食べることもできますが、かなり酸っぱいのが特徴です。果実酒にするときれいで透明な赤色のお酒になります。疲れをやわらげたり、食欲を増したり、よく眠ることができるといった効果があるといわれています。果実にはポリフェノール(特にアントシアニン)が多く含まれています。これらは強い抗酸化活性があることがわかっていて、青森県の地域振興として果汁飲料などが販売されています。[3]
 ガマズミという名前の由来は色々と説があり、はっきりしていないそうです。過去に、材を洋傘の柄に使用していたこともあるようです。

Gallery

Viburnum dilatatum

樹形
筑波実験植物園
Taken on Sep. 19, 2010

 北海道から九州に広く分布しており、雑木林にも普通に見ることができます。樹高は3~5mになります。

小石川植物園
Taken on Apr. 25, 2010

 葉は長さ6~14cmの卵形です。

日光植物園
Taken on May 15, 2010

千代田区北の丸公園
Taken on May 22, 2010

 5~6月に白い小さな花をたくさん咲かせます。

千代田区北の丸公園
Taken on May 22, 2010

果実
筑波実験植物園
Taken on Sep. 19, 2010

 秋には大きさ8mmぐらいのきれいな卵形の赤い実ができます。

果実
筑波実験植物園
Taken on Sep. 19, 2010

Property

Viburnum dilatatum

分 類
和名: ガマズミ(莢迷)
学名: Viburnum dilatatum
目: マツムシソウ目(Dipsacales)
科: ガマズミ科(Viburnaceae)
属: ガマズミ属(Viburnum)
分布: 日本、朝鮮半島、中国
国内分布: 北海道、本州、四国、九州
用途: 食用(果実)
特 徴
針葉/広葉: 広葉樹
常緑/落葉: 落葉樹
樹高: 低木
葉形: 単葉(不分裂)
葉序: 対生
葉縁: 鋸歯
雌雄: 雌雄同株(両性花)

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