亜高山帯の林内に自生する日本固有種です。
ハリブキ
Oplopanax japonicus
北海道南西部から本州の中部まで、また奈良県の大峰山系や四国の石鎚山系に隔離分布している、亜高山帯の林内に自生する日本固有種です。樹高は1mに満たず、分枝することなく茎が1本だけの形状をしていることが多いです。樹皮は黄褐色をしていて細長い棘がいたるところに生えています。特徴的なのはその葉です。葉身が20〜40cmもある円形の大きな葉は、5〜9ほど深裂して先は尖り、さらに鋸歯も先が尖るため、尖った針に覆われているかのようです。その名がつく通り葉柄や葉表裏の脈にも棘があり、持てる場所がないほど。6〜7月に咲く緑白色の花は、直径が4〜7mmほどです。赤い果実を8月ごろにつけます。[1][2][3]
ヒロハハリブキ
狭義のハリブキは(Oplopanax japonicus var. japonicus)ですが、ここでは広義のハリブキ(Oplopanax japonicus)として説明しています。葉の裂片が広く葉の棘が少ないものをヒロハハリブキ(Oplopanax japonicus var. brevilobus)といい、東北地方ではこの形態が普通とされていますが、形態の変化が連続的で区別の基準が明確ではありません。当該ページに掲載している写真はその葉の特徴からヒロハハリブキに該当する個体と見られます。北海道から東北、中部、さらに隔離分布している奈良県や四国の8個体それぞれの葉緑体ゲノムを解析したレポートがあります。分析の結果によると、北海道から東北地方までのグループ、中部地方から紀伊半島と四国までのグループ、2つのクレード(単系統群)が当種に存在していることが報告されました。ハリブキとヒロハハリブキを分けて説明するべきかもしれまん。[4]
Gallery
樹高は1mに満たず、分枝することなく茎が1本だけの形状をしていることが多いです。
円形の大きな葉は、5〜9ほど深裂して先は尖り、さらに鋸歯も先が尖っています。
葉柄や葉表裏の脈にも棘があります。
6〜7月に咲く緑白色の花は、直径が4〜7mmほどです。
赤い果実を8月ごろにつけます。
樹皮は黄褐色をしていて細長い棘がいたるところに生えています。
Property
| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ハリブキ(針桐) |
| 別名 | |
| 学名 | Oplopanax japonicus (Syn. Oplopanax horridus var. japonicus) |
| 目 | セリ目(Apiales) |
| 科 | ウコギ科(Araliaceae) |
| 属 | ハリブキ属(Oplopanax) |
| 分布 | 日本 |
| 国内 | 北海道、本州、四国 |
| 用途 | |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 落葉樹 |
| 樹高 | 低木 |
| 葉形 | 単葉(分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 鋸歯 |
| 雌雄 | 雌雄別株(単性花) |