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ハマボウ

Hibiscus hamabo

 本州では神奈川県三浦半島から西の海岸や河口の砂泥土に生えています。樹高は高くても3m程度ですが、中には5〜6mに達するものもあるようです。[1][2][3]
 緑色がかった灰色の樹皮は平滑ですが、生長すると縦に亀裂が入ります。葉は長さ4〜7cmの卵型または円形で、先端は短く尖ります。7〜8月に同属のハイビスカスに似た形状の直径5〜10cmの黄色い花を咲かせます。この花は朝開いて夕方にしぼむ一日花です。10〜11月に熟す果実の表面には毛が密生しています。

ハマボウの語源

 同じ海岸に生育しているクマツヅラ科の常緑小低木であるハマゴウもハマボウと呼ばれることがあるので注意が必要です。太平洋上のハワイやタヒチに自生している同属のオオハマボウは国内でも沖縄や小笠原諸島に生えています。オオハマボウのことをハワイではホウと呼び、この呼び方が島々を辿って日本に渡ってハマボウと呼ばれたとする説があります。[4]

Gallery

Hibiscus hamabo

樹形
小石川植物園
Taken on July 31, 2012

 樹高は高くても3m程度ですが、中には5〜6mに達するものもあるようです。

樹形
小石川植物園
Taken on Jan. 7, 2012

小石川植物園
Taken on Nov. 3, 2011

 葉は長さ4〜7cmの卵型または円形で、先端は短く尖ります。

托葉
小石川植物園
Taken on Nov. 3, 2011

 葉の付け根に先の尖った托葉が付きます。

小石川植物園
Taken on July 31, 2012

 ハイビスカスに似た直径5〜10cmの黄色い花を7〜8月に咲かせます。朝開いて夕方にしぼむ一日花です。

小石川植物園
Taken on July 31, 2012

小石川植物園
Taken on July 31, 2012

果実
小石川植物園
Taken on Nov. 3, 2011

 10〜11月に熟す果実の表面には毛が密生しています。

樹皮
小石川植物園
Taken on Nov. 3, 2011

 緑色がかった灰色の樹皮は平滑ですが、生長すると縦に亀裂が入ります。

Property

Hibiscus hamabo

分 類
和名: ハマボウ(浜朴)
学名: Hibiscus hamabo
目: アオイ目(Malvales)
科: アオイ科(Malvaceae)
属: フヨウ属(Hibiscus)
分布: 日本、済州島
国内分布: 本州、四国、九州
用途:
特 徴
針葉/広葉: 広葉樹
常緑/落葉: 落葉樹
樹高: 低木
葉形: 単葉(不分裂)
葉序: 互生
葉縁: 鋸歯
雌雄: 雌雄同株(両性花)

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