ハナイカダ
Helwingia japonica
北海道南部から本州、本州、四国、九州まで自生しています。樹高は1〜3mと低く、叢生して横に広がり、主幹がはっきりしません。樹皮は緑色で、滑らかですが皮目が点々とあります。葉は長さが3〜16cmの楕円形で先が細く尖り、縁にはトゲ状の鋸歯があります。[1][2]
葉上生
この種が面白いのは葉の上に花を咲かせること。4〜6月、葉の主脈の真ん中あたりに小さな花を咲かせます。雄花には退化した花柱がありますが、雌花に雄花はありません。茎における葉の付け根である葉腋(ようえき)から花芽がでていたものが、葉と花序が分離せずに合着して一緒に生長することで葉の上に花が咲くようになりました。事実、葉の主脈は基から花までが太く、花から先端が細くなっていて、花柄に該当する部分の有無がわかります。このように葉の上に花や不定芽をつける性質を葉上生と言います。当然のことに果実も花の上に付き、8〜10月に黒紫色に熟し、甘く食べることができます。当種の若葉は灰汁がなく茹でてお浸しに、また天ぷらや佃煮にする地方もあるそうです。和名は葉を筏に見立てたことから。ハナイカダはもともとミズキ科ハナイカダ属に分類されていましたが、分子系統学的解析によってハナイカダ科として独立しました。
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| 分 類 | |
|---|---|
| 和名 | ハナイカダ(花筏) |
| 学名 | Helwingia japonica |
| 目 | モチノキ目(Aquifoliales) |
| 科 | ハナイカダ科(Helwingiaceae) |
| 属 | ハナイカダ属(Helwingia) |
| 分布 | 日本、中国 |
| 国内 | 北海道、本州、四国、九州 |
| 用途 | 食用(若芽、果実) |
| 特 徴 | |
|---|---|
| 針広 | 広葉樹 |
| 常落 | 落葉樹 |
| 樹高 | 低木 |
| 葉形 | 単葉(不分裂) |
| 葉序 | 互生 |
| 葉縁 | 鋸歯 |
| 雌雄 | 雌雄異株(雌花、両性花) |